Linux への Collector のインストール
Linux に Collector をインストールしたり、Collector をアンインストールしたりするには、このトピックの手順に従ってください。他の OS の情報については、「Installed Collector」を参照してください。
システム要件
- Linux、64 ビットの主要なディストリビューション、もしくは Java 1.8 を実行可能な汎用 Unix
- シングル コア、512 MB のメモリ
- 8 GB のディスク領域
- パッケージのインストーラでは、TLS 1.2 以降が必要です。
ダウンロード
次のいずれかの方法で Collector をダウンロードします。
- Sumo Logic で [Manage Data (データの管理)] > [Collection (コレクション)] > [Collection (コレクション)] を選択します。[Add Collector (Collector を追加)]、[Installed Collector (Installed Collector)] の順にクリックし、Collector のリンクをクリックしてダウンロードを開始します。
- ブラウザを開いて、ポッドの静的 URL を入力します。デプロイ ポッドの URL のリストについては、「静的 URL からの Collector のダウンロード」を参照してください。ダウンロードが直ちに開始されます。
Linux への Collector のインストール
以下のいずれかの方法で Collector をインストールします。
- UI インストーラ - この方法では、一部の詳細設定がサポートされません。
- コマンド ライン インストーラ
- RPM/Debian パッケージ
- バイナリ パッケージ
Amazon AMI や VMware イメージなどの Linux マシン イメージに Collector を組み込むことができます。
Collector のインストール後に、Web アプリケーションを使用するか、または JSON ファイルで Source 設定を指定することで Source を設定できます。UTF-8 でエンコードされた JSON ファイルを使用する場合は、Collector を起動する前にファイルを指定する必要があります。JSON ファイルは UTF-8 でエンコードする必要があります。
UI インストーラを使用したインストール
サーバ上で root または管理者権限を使用してインストーラを実行します。root または管理者としてログインしていない場合は、UI インストーラを実行する前に再認証が求められる場合があります。
- ダウンロードしたインストーラ ファイルを開きます。
- root または管理者のユーザ名とパスワードの入力を促されたら、入力します。
- ウィザードを開いて [Welcome (ようこそ)] ページを表示します。[Next (次へ)] をクリックします。
- 使用許諾契約書に同意して、[Next (次へ)] をクリックします。
- Collector の場所を参照して選択するか、デフォルトのままにして、[Next (次へ)] をクリックし、マシンに Collector ファイルをインストールします。
- インストーラがデフォルト設定のサマリを表示します。デフォルト設定を変更したい場合は、[Advanced UI Installer Settings (UI インストーラの詳細設定)] をクリックして指示に従ってください。[Next (次へ)] をクリックします。
- 認証方式を選択します。
- セットアップ ウィザード トークン: セットアップ ウィザードで UI インストーラ用のトークンを入手してある場合は、[Next (次へ)] をクリックし、トークンを入力してから [Next (次へ)] をクリックします。セットアップ ウィザード トークンは、1 回限りのトークンであるため、生成後 1 時間は有効ですが、その後は期限切れになります。このトークンでユーザを認証します。1 つの Collector のみに使用できます。API では使用できず、無効化はできません。
- アクセス キー: Sumo Logic のアクセス ID とキーを持っている場合は、[Next (次へ)] をクリックし、アクセス ID とキーを入力してから [Next (次へ)] をクリックします。
- [Finish (完了)] をクリックしてセットアップを終了します。
- Sumo Logic で [Manage Data (データの管理)] > [Collection (コレクション)] > [Collection (コレクション)] を選択して、Collector が表示されることを確認します。この手順の確認ステップで [Collector Name (Collector 名)] として表示された名前を探します (名前は [Advanced Settings (詳細設定)] で変更できます)。すでに同じ名前の Collector が存在する場合は、新しい Collector 名に接尾辞が付加されて一意の名前になります。Collector が見つからない場合は、[Error Codes (エラー コード)] リストを確認してトラブルシューティングを行ってください。
コマンド ライン インストーラを使用したインストール
- ダウンロードした Collector ファイル (.sh) に実行権限を追加します。
chmod +x SumoCollector.sh
- 設定するパラメータを指定してスクリプトを実行します。パラメータの説明については「コマンド ライン インストーラのパラメータ」を参照してください。 デフォルトでは、Collector は
/opt/SumoCollector
または/usr/local/SumoCollector
にインストールされます。
例
アクセス ID とアクセス キーを使用する場合:
sudo ./SumoCollector.sh -q -Vsumo.accessid=<accessId> -Vsumo.accesskey=<accessKey> -Vsources=<filepath>
プロキシ設定の追加:
sudo ./SumoCollector.sh -q -Vsumo.accessid=<accessId> -Vsumo.accesskey=<accessKey> -Vsources=<filepath> -Vproxy.host=<proxyHost> -Vproxy.port=<proxyPort>
syncSources
とカスタマイズした Collector 名のインクルード:
sudo ./SumoCollector.sh -q -Vsumo.accessid=<accessId> -Vsumo.accesskey=<accessKey> -VsyncSources=<filepath> -Vcollector.name=<name>
RPM または Debian パッケージを使用したインストール
RPM または Debian パッケージを使用して、Collector を Linux 64 ビット システムにインストールできます。
- ダウンロードしたインストール パッケージを使用して Collector をインストールします。
RPM パッケージの場合は以下のコマンドを使用します。
Debian パッケージの場合は以下のコマンドを使用します。sudo rpm -i SumoCollector-19.XXX-XX.x86_64.rpm
RPM および Debian パッケージは、Collector をsudo dpkg -i SumoCollector-19.XXX-XX.x86_64.deb
/opt/SumoCollector
ディレクトリにインストールします。 デフォルトでは、Collector はシステム サービスとしてインストールされますが、まだ起動はしません。 -
/opt/SumoCollector/config/
ディレクトリにある Collector のuser.properties
ファイルを設定します。Collector は、user.properties
で定義されている設定を使用して、自身を登録して起動します。アクセス ID とアクセス キーによる認証を使用した登録と起動のためのエントリは次の形式で追加します。
user.properties
ファイルの例:
name = [My Collector]
accessid = [accessId]
accesskey = [accessKey]
サポートされているすべてのパラメータのリストについては user.properties を参照してください。
- (省略可能) JSON Source 情報を提供します。
すべての Source 設定は、UTF-8 でエンコードされた JSON ファイルで渡すことができます。JSON ファイルを使用する場合は、Collector を起動する前にファイルを指定する必要があります。「JSON を使用した Source の設定」を参照してください。
もしくは、Sumo Web アプリケーションを使用して Source をいつでも設定することができます。「Source」を参照してください。
- (省略可能) Collector を root 以外のユーザとして実行したい場合は、実行するユーザを設定します。「Collector を実行するユーザの設定」を参照してください。
- (Fed デプロイの Collector バージョン 19.253-3 以降では省略可能) FIPS 140-2 準拠の Java Cryptography Extension (JCE) を有効にして、US1 の Sumo Logic の Fed デプロイへのデータのみを暗号化します。これ以外のデプロイでは、FIPS モードはサポートされません。Fed デプロイを使用しているかどうかわからない場合は、デプロイを確認してください。
これを有効にするには、Collector のインストール ディレクトリの /script の下にあるスクリプト configureFipsMode.sh を探して実行します。
$ sh ./script/configureFipsMode.sh
- 次のコマンドで Collector を起動します。
sudo service collector start
バイナリ パッケージを使用したインストール
- 使用する JRE のバージョンを次の場所からインストールします。(Collector は Java 8 以降を必要とします。)バイナリ インストール プロセスでは、JRE はインストールされません。
https://docs.aws.amazon.com/corretto/latest/corretto-8-ug/downloads-list.html
- Java のバージョンが 8 以降であることを確認します。
java -version
- ダウンロードしたバイナリ ファイルを希望するインストール先ディレクトリに展開して「sumocollector」というサブディレクトリを作成します。
tar -xvf SumoCollector_unix_XXX.tar.gz
- プラットフォーム固有のラッパー ファイルを sumocollector ディレクトリにコピーします。
cp tanuki/wrapper-<platform> .
- wrapper、collector、および script ディレクトリ ファイルが実行可能であることを確認します。
chmod ug+x wrapper-<platform>
chmod ug+x collector
chmod ug+x script/* -
config ディレクトリに
user.properties
ファイルを作成し、インストール時に指定したい設定を追加します。
このサンプルuser.properties
ファイルは、アクセス ID と鍵による認証を使用した登録と起動のための基本設定を定義しています。name = My Collector
accessid = [accessId]
accesskey = [accessKey]
wrapper.java.command = javaファイルに追加できるすべてのパラメータのリストについては user.properties を参照してください。
- sumocollector ディレクトリのファイルに対してアクセス制御を設定します。
sudo script/secureFiles.sh
- (省略可能) JSON Source 情報を指定します。
すべての Source 設定は、UTF-8 でエンコードされた JSON ファイルで渡すことができます。JSON ファイルを使用する場合は、Collector を起動する前にファイルを指定する必要があります。「JSON を使用した Source の設定」を参照してください。もしくは、Sumo Web アプリケーションを使用して Source をいつでも設定することができます。「Source」を参照してください。
- (省略可能) Collector を root 以外のユーザとして実行したい場合は、実行するユーザを設定します。「Collector を実行するユーザの設定」を参照してください。
- (Collector バージョン 19.253-3 以降では省略可能) FIPS 140-2 準拠の Java Cryptography Extension (JCE) を有効にしてデータを暗号化します。これを有効にすると、Collector を 19.253-3 より前のバージョンにダウングレードできなくなります。
これを有効にするには、Collector のインストール ディレクトリの /script の下にあるスクリプト configureFipsMode.sh を探して実行します。
$ sh ./script/configureFipsMode.sh
- Collector をサービスとしてインストールします。
マシンの起動時に起動するサービスとして Collector をインストールするには、次のコマンドを使用します。sudo ./collector install
- Collector サービスを起動します。
次のコマンドを使用して Collector サービスを起動します。sudo ./collector start
- Collector がインストールされていることを確認するには、Sumo Web アプリケーションで [Manage Data (データの管理)] > [Collection (コレクション)] > [Collection (コレクション)] に移動して、Collector が表示されることを確認します。
Collector のアンインストール
Collector は次の 2 つの手順でアンインストールします。
- 以下のいずれかの方法で Linux システムから Collector をアンインストールします。
UI インストーラを使用したアンインストール
- システムの Applications フォルダで「
Sumo Logic Collector
」というフォルダを探します。 - 「
Sumo Logic Collector Uninstaller
」というファイルをダブルクリックします。 - 言語の選択を促されたら、言語を選択して [OK] をクリックします。
- システムのユーザ名とパスワードを入力します。
- Sumo Logic Collector アンインストール ウィザードが表示されたら、[Next (次へ)] をクリックして Collector を削除します。
- 成功メッセージが表示されたら、[Finish (完了)] をクリックします。
コマンド ラインを使用したアンインストール
- ターミナル プロンプトで、Collector のインストール ディレクトリに移動します。デフォルトでは、Collector は
/opt/SumoCollector
または/usr/local/SumoCollector
にインストールされます。cd /usr/local/SumoCollector
uninstall
バイナリを-q
オプションで実行します。-q
オプションは、以降の指示を表示せずにコマンドを実行します。sudo ./uninstall -q
RPM/Debian パッケージを使用したアンインストール
RPM パッケージの場合は以下のコマンドを使用します。
sudo rpm -e SumoCollector
Debian パッケージの場合は以下のコマンドを使用します。
sudo dpkg -r SumoCollector
バイナリ パッケージを使用したアンインストール
- Collector サービスをアンインストールします。
sudo <Collector Installation Directory>/collector remove
- Collector のインストール ディレクトリを削除します。
sudo rm -rf <Collector Installation Directory>
- (省略可能) Ubuntu など、一部のディストリビューションでは Collector を再びインストールする前にデーモンの設定を再同期させる必要があります。
sudo systemctl daemon-reload
Web アプリケーションからの Collector の削除
- Sumo Logic で [Manage Data (データの管理)] > [Collection (コレクション)] > [Collection (コレクション)] を選択します。
- 削除したい Collector を探して、[Delete (削除)] をクリックします。
- 確認ダイアログが表示されたら [OK] をクリックします。
成功メッセージが表示され、Collector がリストから削除されます。