Linux マシン イメージへの Collector の追加
Amazon AMI や VMware イメージなどの Linux マシン イメージに Sumo Logic Collector を組み込むことができます。
通常、Collector はインストール プロセス中に Sumo Logic に登録されますが、‑VskipRegistration=true フラグを指定することで登録をスキップできます。この場合、Collector はサービスとしてインストールされ、イメージの起動時に自動的に起動して登録されるようになります。
Collector の初期インストール
Sumo Logic の [Manage Data (データの管理)] > [Collection (コレクション)] > [Collection (コレクション)] ページから、または下記のリストから適切な Collector をダウンロードします。
- Collector をダウンロードします。最新の Linux 用 Collector ビルドの 32 ビットまたは 64 ビット静的 URL を選び、正しい Sumo Logic ポッドを選んであることを確認します。URL のリストは、ヘルプの「静的 URL からの Collector のダウンロード」を参照してください。
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ファイルを実行できるように権限を変更します。
chmod 744 SumoCollector_linux_amd64_19_XXX-X.sh
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カスタム Source を設定するには、Collector がスキャンして Sumo Logic サービスに送信する Source をすべて指定した Source JSON ファイルを作成します。これらの Source 設定は、Collector の初期登録時にのみ適用され、sources.json ファイルを更新しても、その内容は Collector を再起動しただけでは適用されません。
下記のサンプル JSON ファイルには、ローカル ファイル Source と syslog Source の設定例が示されています。sources.json ファイルで使用できるすべての Source タイプとパラメータについては、JSON ヘルプ ドキュメントを参照してください。
サンプル sources.json:
{ "api.version": "v1", "sources": [ { "sourceType": "LocalFile", "name": "Example1", "pathExpression": "/var/logs/maillog", "category": "mail", "hostName": "sampleSource", "useAutolineMatching": false, "multilineProcessingEnabled": false, "timeZone": "UTC", "automaticDateParsing": true, "forceTimeZone": false, "defaultDateFormat": "dd/MMM/yyyy HH:mm:ss" }, { "protocol": "UDP", "port": 514, "sourceType": "Syslog", "name": "SyslogSource", "description": "SampleSyslogSource", "category": "events", "timeZone": "UTC", "automaticDateParsing": true, "multilineProcessingEnabled": true, "useAutolineMatching": true, "manualPrefixRegexp": "", "forceTimeZone": false, "defaultDateFormat": "dd/MMM/yyyy HH:mm:ss" } ] }
- Collector の自動登録の詳細をセットアップします。
- システム管理者権限または「Collector の管理」権限を持つロールで新規ユーザ アカウントを作成します。
- Collector の登録に使用する、このユーザ用のアクセス キーとアクセス ID を作成します。
- root としてインストーラを実行する際には次の引数を使用できます。
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q
は、インストーラをクワイエット モード (UI なし) で実行します。-VskipRegistration=true
は、インストール時の Collector の登録をスキップします。-Vephemeral=true
は Collector をエフェメラルに設定します (オフライン状態が 12 時間続くと削除されます)。-Vsumo.accessid=<access_id>
は、上記で作成したアクセス ID を指定します。-Vsumo.accesskey=<access_key>
は、上記で作成したアクセス キーを指定します。-Vsources=<filepath>
は、上記で作成した Source JSON ファイルへのパスを指定します。- (省略可能)
-dir
は、標準以外のインストール ディレクトリにインストールします。Linux では、デフォルトで /opt/SumoCollector にインストールされます。
例:
./SumoCollector_linux_amd64_19_XXX-X.sh -q -VskipRegistration=true -Vephemeral=true -Vsources=/path/to/sources.json -Vsumo.accessid=<access_id> -Vsumo.accesskey=<access_key>
または
./SumoCollector_linux_amd64_19_XXX-X.sh -q -VskipRegistration=true -Vephemeral=true -Vsources=/path/to/sources.json -Vsumo.accessid=<access_id> -Vsumo.accesskey=<access_key> -dir "/usr/local/SumoCollector"
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(省略可能) 生成された user.properties ファイルから name プロパティを削除します。
デフォルトでは、Collector のインストール時にはインストーラを実行したマシンのホスト名が使用されますが、イメージを作成した場合、そのイメージを使用して作成されたすべての Collector 名に同じ接頭辞が付けられ、その後に一意のエポック タイムスタンプが付加されます。
このイメージを使用して作成された Collector で正しいホスト名が使用されるようにするには、/opt/SumoCollector/confg/user.properties または /usr/local/SumoCollector/user.properties にある user.properties ファイルを変更します。「name = <hostname>」が指定されている行を削除して、ファイルを保存します。
イメージのビルド
現在の状態のマシンを使用してイメージを生成することができます。AWS の手順に従ってイメージを作成してください。イメージから起動したインスタンスは、インスタンスの DNS 名で自動的に登録されます。インスタンスを起動すると、インストールされている Collector サービスが起動し、自動的に登録されます。