tourl
tourl operator は、URL を記述した短縮名を割り当てます。短縮名を使用して URL 用の href を作成するのと似ています。URL は一般に長く、開いたときにどのような情報が表示されるのかがわかりません。tourl operator を使用すると、URL の説明をダッシュボードに表示できるようになります。
構文
tourl(<url_column_name>, <url_short_name_column>) as <field>
tourl(<url_column_name>, <url_short_name_column>, <url_short_name_prefix>, <url_short_name_suffix>) as <field>
各パラメータの説明
url_column_name
は、短縮名を割り当てる URL の入った列です。url_short_name_
column
は、URL の短縮名です。静的な名前を指定することも、列の値を使用した変数とすることもできます。url_short_name_prefix
(省略可能) は、短縮名に付ける接頭辞です。 使用する場合は接尾辞が必要です。url_short_name_suffix
(省略可能) は、短縮名に付ける接尾辞です。使用する場合は接頭辞が必要です。
ルール
- 省略可能なパラメータの片方を指定する場合は、他方も指定しなければなりません (接頭辞と接尾辞)。値を持たない引数では空文字列 ("") を指定する必要があります。
- url_column_name では、完全な形式の URL (例: http://google.com) または www で始まる URL (例: www.google.com) のみがサポートされます。
例
静的名を短縮名として使用
ホスト検索クエリによるアカマイ DDoS 防御のページをダッシュボードで他のユーザと共有している場合は、tourl operator を使用して、ダッシュボードの URL に href を追加できます。
このクエリを実行することで、短縮名を生成できます。
| tourl("https://www.sumologic.net/ui/#section/search/H10KMVHzntXo9PrFAumuFemdU27f2iqU7bA3U7Lq", "Akamai Denials by Host") as AkamaiQuery
このクエリをダッシュボードに追加すると、短縮名が表示されます。リンクをクリックすると、ホスト検索クエリによるアカマイ DDoS 防御のページが表示されます。
短縮名での列と接頭辞の使用
失敗した Scheduled Search のダッシュボードで tourl operator を使用すると、Scheduled Search が失敗した時刻を表示して、Scheduled Search の URL ではなく検索 URL にリンクすることができます。
このクエリを実行することで、短縮名を生成できます。
_index=sumologic_audit class=scheduled_search action=FINISH status=FAILURE
| where _sourceCategory="scheduled_search"
| KV "SchTime", "Url"
| tourl(Url, SchTime,"Scheduled search failed at: ","") as urlfailed
| count by urlfailed
クエリでは、省略可能な接頭辞パラメータの値として "Scheduled search failed at: "
を使用し、接尾辞パラメータの値には ("") を使用しています。
クエリの結果は次のようになります。
結果をダッシュボードに追加すると、短縮名が表示されます。リンクをクリックすると、Scheduled Search クエリが開きます。