Aurora MySQL ULM アプリケーションのインストールとダッシュボードの表示
このページでは、Sumo App for Aurora MySQL ULM をインストールする手順と、各アプリケーション ダッシュボードについて説明します。リンクをクリックして、各セクションに移動してください。
- アプリケーションのインストール
- ダッシュボード フィルタ
- [Logs - Overview (ログ - 概要)] ダッシュボード
- [Logs - Error Logs Analysis (ログ - エラー ログ分析)] ダッシュボード
- [Logs - Slow Query (ログ - スロー クエリ)] ダッシュボード
- [Logs - Audit Log Analysis (ログ - 監査ログ分析)] ダッシュボード
- [Logs - Audit Log SQL Statements (ログ - 監査ログ SQL ステートメント)] ダッシュボード
- [Logs - Audit Log Analysis (ログ - 一般ログ分析)] ダッシュボード
- [CloudTrail Event - Overview (CloudTrail イベント - 概要)] ダッシュボード
- [CloudTrail Event - Details (CloudTrail イベント - 詳細)] ダッシュボード
- [Metric - Overview (メトリクス - 概要)] ダッシュボード
- [Metric - Generic (メトリクス - 一般)] ダッシュボード
- [Metric - Latency, Throughput, and IOPS Monitoring (メトリクス - レイテンシ、スループット、および IOPS モニタリング)] ダッシュボード
- [Metric - Metric - Resource Utilization Monitoring (メトリクス - メトリクス - リソース使用量モニタリング)] ダッシュボード
アプリケーションのインストール
Amazon Aurora MySQL のログとメトリクスの収集をセットアップしましたので、Aurora MySQL ULM 用の Sumo Logic アプリケーションをインストールして、設定済みの検索とダッシュボードを使ってみましょう。
アプリケーションをインストールするには、次の手順を実行します。
ダッシュボード フィルタ
各ダッシュボードにはフィルタがいくつか定義されており、次の例のようにダッシュボード全体に適用できます。一番上にあるダッシュボードのメニュー バーで漏斗のアイコンをクリックして、ダッシュボード全体で検索結果を絞り込むためのフィルタのリスト (スクロールします) を表示します。
各パネルにはフィルタがいくつか定義されており、次の例のようにパネルの結果にのみ適用できます。一番上にあるパネルのメニュー バーで漏斗のアイコンをクリックして、パネル特有のフィルタのリストを表示します。
[Logs - Overview (ログ - 概要)] ダッシュボード
[Aurora MySQL ULM Logs - Overview (Aurora MySQL ULM ログ - 概要)] ダッシュボードでは、エラー、スロー クエリ、監査、および一般ログの概要を表示できます。
このダッシュボードでは以下の操作を行うことができます。
- 認証失敗を特定します。最初の行のパネルのいずれかをクリックすると、[Error Log (エラー ログ)] 分析ダッシュボードが開き、詳細なデータにドリルダウンすることができます。
- データベース接続数を特定します。詳細を見るには、[DB Connections (DB 接続)] パネルをクリックして、[Audit Analysis (監査分析)] ダッシュボードを開きます。
- スロー クエリの数と、担当しているユーザやクライアント ホストを特定します。詳細を見るには、[Queries and Top Users (クエリと上位ユーザ)] パネルと [IPs Firing Slow Queries (スロー クエリを発動した IP)] パネルをクリックして、[Slow Query Log (スロー クエリ ログ)] ダッシュボードを開きます。
- 接続プロトコルの詳細を特定します。詳細を見るには、[Connection Type Used (使用接続タイプ)] パネルをクリックして、[General Query Logs (一般クエリ ログ)] ダッシュボードを開きます。
[Logs - Error Logs Analysis (ログ - エラー ログ分析)] ダッシュボード
[Aurora MySQL ULM Logs - Error Logs Analysis (Aurora MySQL ULM ログ - エラー ログ分析)] ダッシュボードでは、失敗した認証、エラー外れ値、上位と最近の警告、ログ レベル、中断された接続など、エラー ログの詳細を表示できます。
このダッシュボードでは以下の操作を行うことができます。
- エラー、警告、注意などの診断メッセージを追跡して、効果的に状況をトラブルシューティングします。
- 診断イベントの外れ値を特定して異常を検出します。
- 接続に使用しているユーザ、クライアント、ホスト、およびクライアント ロケーションの認証失敗理由を特定します。
- 切断中断イベントを特定します。
- データベース インスタンスの起動イベントと接続準備完了イベントをモニタリングします。
[Logs - Slow Query (ログ - スロー クエリ)] ダッシュボード
[Aurora MySQL ULM Logs - Slow Query (Aurora MySQL ULM ログ - スロー クエリ)] ダッシュボードでは、スロー クエリ数、傾向、実行時間、時間比較、コマンド タイプ、ユーザ、IP アドレスなどのスロー クエリーの詳細を表示できます。
このダッシュボードでは以下の操作を行うことができます。
- DB パラメータ グループで設定されている時間より長い時間を処理に要しているクエリを特定します。
- 非インデックス列の検索に使用され、パフォーマンス低下の一因になっているクエリを特定します。
- 実行頻度、実行に要する時間、ロック時間などの要因に基づいて、改善の余地があるクエリを特定します。
- クライアント IP アドレスやコマンド タイプから、スロー クエリに関連するユーザを特定します。
- SQL SELECT タイプ クエリをシフトしてレプリカを読み取ることができるかどうかを確認します。
- 履歴を比較して問題の原因を分析してトラブルシューティングを行い、スロー クエリの傾向をモニタリングします。
[Logs - Audit Log Analysis (ログ - 監査ログ分析)] ダッシュボード
[Aurora MySQL ULM Logs - Audit Log Analysis (Aurora MySQL ULM ログ - 監査ログ分析)] ダッシュボードでは、アクセスされたリソース、宛先アドレスとソース アドレス、タイムスタンプ、ユーザ ログイン情報など、イベントの分析結果を表示できます。これらのログは、監査やコンプライアンスの観点から興味のあるアクティビティを監査するために個別に有効化されます。
このダッシュボードでは以下の操作を行うことができます。
- データベース接続の成功と失敗を特定し、ユーザ、クライアント IP アドレス、ロケーションの詳細を表示します。
- 複数のホストが同じユーザのデータベースに接続しているどうかを確認します。
- 複数のユーザが同じホストからデータベースに接続しているどうかを確認します。
- 最もアクティブなユーザ、クライアント ホスト、およびデータベースを特定します。
- 実行されている SQL ステートメントやコマンドの概要を取得します。
- ユーザ管理関連アクティビティを特定します。
[Logs - Audit Log SQL Statements (ログ - 監査ログ SQL ステートメント)] ダッシュボード
[Aurora MySQL ULM Logs - Audit Log SQL Statements (Aurora MySQL ULM ログ - 監査ログ SQL ステートメント)] ダッシュボードでは、上位の SQL コマンドやステートメント、傾向、ユーザ管理、および各種 SQL ステートメントのアクティビティなど、SQL ステートメントの詳細を表示できます。
これらのログは、監査やコンプライアンスの観点から興味のあるアクティビティを監査するために個別に有効化されます。
このダッシュボードでは以下の操作を行うことができます。
- 実行中の上位の SQL ステートメント、傾向、およびコマンドを特定します。
- 実行中の SQL ステートメントやコマンド (DML、DDL、DCL、TCL) の詳細を取得します。
- ユーザ管理アクティビティを特定します。
- 削除されたオブジェクトを特定します。
[Logs - Audit Log Analysis (ログ - 一般ログ分析)] ダッシュボード
[Aurora MySQL ULM Logs - General Log Analysis (Aurora MySQL ULM ログ - 一般ログ分析)] ダッシュボードでは、コマンド タイプと傾向、ユーザ アクティビティと管理、ホスト アクティビティ、接続、および SQL ステートメントなどのイベント詳細を表示できます。
このダッシュボードでは以下の操作を行うことができます。
- クライアントの接続と切断の試行を特定します。
- 接続に使用しているユーザとクライアント ホストの認証失敗とその理由を特定します。
- 認証失敗の回数と合計試行回数をモニタリングして異常をトラッキングします。
- クライアントがサーバに送信した実行ファイルをチェックして障害をモニタリングします。
- クライアントから送信された SQL ステートメントとクエリの種類 (DML、DDL、DCL、TCL、など) をモニタリングします。
[CloudTrail Event - Overview (CloudTrail イベント - 概要)] ダッシュボード
[Aurora MySQL ULM CloudTrail Event - Overview (Aurora MySQL ULM CloudTrail イベント - 概要)] ダッシュボードでは、地理的位置、傾向、成功および失敗イベント、ユーザ アクティビティ、エラー コードなど、イベント ログの詳細を表示できます。
このダッシュボードを使用すると次の情報を一目で確認することができます。
- 成功および失敗したアクティビティのロケーションでコンプライアンス準拠を確認できます。
- イベント傾向で通常パターンからの逸脱を確認できます。
- ユーザと使用された認証方式を確認できます。
- 失敗したアクティビティの理由に注目して必要に応じて修復アクションを実行できます。
[CloudTrail Event - Details (CloudTrail イベント - 詳細)] ダッシュボード
[Aurora MySQL ULM CloudTrail Event - Details (Aurora MySQL ULM CloudTrail イベント - 詳細)] ダッシュボードでは、データベース クラスタやデータベースインスタンスの作成、修正、削除など、イベントの詳細を表示できます。
このダッシュボードを使用して Aurora MySQL のクラスタとインスタンスをトラッキングできます。このダッシュボードは、クラスタやインスタンスに関連するさまざまなアクティビティ (インスタンスの作成、修正、削除、再起動など) の詳細を表示します。クラスタやインスタンスを不適切に設定すると、パフォーマンスが低下します。このダッシュボードで、Aurora MySQL 特有のイベントの詳細を確認し、これらの問題を特定して効果的に解決できます。
[Metric - Overview (メトリクス - 概要)] ダッシュボード
[Aurora MySQL ULM Metric - Overview (Aurora MySQL ULM メトリクス - 概要)] ダッシュボードでは、Aurora MySQL データベース CPU の使用量、接続、ログイン失敗、IOPS、レイテンシ、およびメモリ使用量の概要分析を表示できます。
このダッシュボードでは以下の操作を行うことができます。
- 特定時刻における接続数、毎秒のクエリ実行数、CPU 使用量をモニタリングします。
- ボリューム読み書き IOPS をモニタリングして、データベースとディスクとのインタラクションが最適であることを保証します。
- レプリカ ラグをモニタリングし、レイテンシと空きメモリを選択して、読み出し負荷が高い状態でもパフォーマンスを維持できることを保証します。
- ログインや接続の試行失敗を検出します。
[Metric - Generic (メトリクス - 一般)] ダッシュボード
[Aurora MySQL ULM Metric - Generic (Aurora MySQL ULM メトリクス - 一般)] ダッシュボードでは、データベース レイテンシ、スループット、アップタイム、メモリ、およびストレージ キャパシティの概要分析を表示できます。
このダッシュボードでは以下の操作を行うことができます。
- 読み出しアクティビティの負荷が高いアプリケーションのレプリカ ラグをモニタリングします。Aurora では、非常に低いレプリカ ラグで読み出しレプリカをサポートします。
- ネットワーク トラフィックの負荷と使用量をモニタリングします。一般に、RDS はネットワーク スループットのモニタリングをサポートします。
- キャッシュ ヒット率をモニタリングして、クエリ パフォーマンスの観点から空きメモリを分析します。
- デッドロック、使用ボリューム (バイト数) を特定して、空きローカル ストレージとエンジンのアップタイムを分析します。
[Metric - Latency, Throughput, and IOPS Monitoring (メトリクス - レイテンシ、スループット、および IOPS モニタリング)] ダッシュボード
[Aurora MySQL ULM Metric - Latency, Throughput, and IOPS Monitoring (Aurora MySQL ULM メトリクス - レイテンシ、スループット、および IOPS モニタリング)] ダッシュボードでは、データベース レイテンシ、スループット、および IOPS の詳細を表示できます。
このダッシュボードでは以下の操作を行うことができます。
- データベース クエリのパフォーマンスをモニタリングします。
- パフォーマンス分析用にレイテンシとスループットをモニタリングします。
- DML と DDL のレイテンシとスループットをモニタリング、選択、挿入、更新、削除、コミットします。
[Metric - Resource Utilization Monitoring (メトリクス - リソース使用量モニタリング)] ダッシュボード
[Aurora MySQL ULM Metric - Resource Utilization Monitoring (Aurora MySQL ULM メトリクス - リソース使用量モニタリング)] ダッシュボードでは、使用量、レイテンシ、アクティブなトランザクションとブロックされているトランザクション、ログイン失敗など、リソース使用量の分析を表示できます。
このダッシュボードでは以下の操作を行うことができます。
- CPU クレジットの使用料/バランスや bin ログのディスク使用量をモニタリングします。
- アクティブなトランザクションとブロックされているトランザクションを特定します。
- bin またはレプリカ ラグをモニタリングします。
- パフォーマンスの観点から結果セットのヒット率をモニタリングします。