単一値メトリクス グラフの作成と調整
単一値メトリクス グラフを作成および調整する方法を説明します。
単一値のメトリクス グラフでは、1 つの値を時系列に表示して、その値を一目で確認できるようにすることができます。たとえば、ダッシュボード パネルに、クラスタ内の現在の CPU 使用率、ネットワークの最大待ち時間、過去 15 分間の平均エラー数などを表示することが必要になる場合があります。ここでは、単一値のグラフの例を示します。
単一値メトリクス グラフの作成
- 1 つの時系列を返すメトリクス クエリを実行します。例:
- [Settings (設定)] タブをクリックします。
- [Chart Type (グラフ タイプ)]。[Single Value (単一値)] を選択します。
- [Available data (使用可能なデータ)]。グラフの基になるデータを選択できます。
- [Stat type (統計タイプ)]
- [Latest (最新)]。最新の値です。
- [Average (平均)]。時間範囲内の平均値です。
- [Count (カウント)]。時間範囲内の値の数です。
- [Minimum (最小)]。時間範囲内の最小値です。
- [Maximum (最大)]。時間範囲内の最大値です。
- [Sum (合計)]。時間範囲内の値の合計です。
- [Label (ラベル)] (省略可能)。入力したテキストはグラフの値の下に表示されます。
- [Show value (値の表示)]。グラフの値とラベルを非表示に切り替えます。値の範囲を緑、黄、赤にマッピングし、値とラベルを非表示にし、[Show color as (色の表示方法)] を「Background (背景)」に設定すると、グラフには次のような無地のパネルが表示されます。
- [Rounding (丸め)]。Sumo では、デフォルトで、1000 単位で四捨五入した値が表示されます。次に例を示します。
1,234 は、1.23k と表示されます。
1,234,567 は、1.23M と表示されます。
1,234,567,890 は、1.23G と表示されます。
丸めを無効にするには、[Rounding (丸め)] を [None (なし)] に設定します。
- [Stat type (統計タイプ)]
- [Threshold (しきい値)] (省略可能)。次の設定を使用して、値の範囲を赤、黄、および緑色でマッピングします。この指定を行うと、グラフの値に基づいて適切な色がグラフで使用されます。詳細については、後述の「値の範囲の指定」を参照してください。
- (赤) [Ranges from (範囲の最小/最大)]。赤で表示する値の範囲を定義する最小値と最大値を入力します。
- (黄) [Ranges from (範囲の最小/最大)]。黄色で表示する値の範囲を定義する最小値と最大値を入力します。
- (緑) [Ranges from (範囲の最小/最大)]。緑色で表示する値の範囲を定義する最小値と最大値を入力します。
- [Show color as (色の表示方法)]。しきい値の色の表示方法を変更します。デフォルト設定の「Text (テキスト)」の場合、値は白地に色付きのフォントで表示されます。[Show value (値の表示)] をオンにすると、値が背景色付きの黒いフォントで表示されます。
- [Default text when data is missing (データがない場合のデフォルトのテキスト)] (省略可能)。 クエリが結果を返さない場合にグラフに表示するテキストまたは値を入力します。 入力したテキストは、メトリクス クエリが結果を返さないときに表示されます。例:
値の範囲の指定
赤、黄、緑の 3 つの値範囲を指定できます。ただし、3 つすべてを指定する必要はありません。たとえば、必要に応じて、赤と緑だけに値の範囲を設定できます。
値の範囲の上限または下限を空白のままにすることで、範囲内のしきい値より大きいか小さいすべての値を含めることができます。
値の範囲は、赤、黄、緑の順に評価されます。範囲が重なっている場合は、赤の範囲のしきい値設定が黄色の範囲設定よりも優先され、黄色の範囲の設定が緑の範囲設定よりも優先されます。
次の例に、設定したしきい値がどのように評価されるかを示します。次の設定について考えます。
Sumo カラー コード クエリの結果は、次のようになります。
- 80 以上の値は赤になります。
- 60 以上 80 以下の値は黄色になります。
- 60 以下の値は緑色になります。