メトリクス グラフの操作
このページには、メトリクス グラフを操作する方法と、メトリクス クエリ ページの [Query and Legend (クエリと凡例)] タブのオプションを使用する方法が記載されています。
グラフ領域の操作
メトリクス クエリ タブの上半分にはグラフが表示されます。このセクションでは、グラフ領域で利用できるオプションとコントロールについて説明します。
時間範囲の変更
現在の時間に相対するクエリの時間範囲や、カスタムの時間範囲を指定できます。時間範囲を設定するには、ページ上部に現在表示されている時間範囲 (上記スクリーンショットの 2) をクリックします。
現在の時間範囲が、時間を設定する次のオプションと共に表示されます。
- Relative (相対)。現在の時間に相対する間隔を選択します。選択後すぐに表示が更新されます。
- Custom (カスタム)。開始日になる日付をクリックして選択します。次に希望する終了日にカーソルを移動し、クリックして選択します。 カレンダの下に表示されている日付設定が更新されます。スクロールして月から月に移動したり、クリックして特定の月に移動したりできます。
時間を指定するには、変更する時間値の一部を強調表示し、エントリを変更します。
- Recent (最近)。現在のログイン セッションで、相対時間範囲またはカスタム時間範囲を指定した場合は、それらが [Recent (最近)] の選択肢に表示されます。
折れ線グラフの時系列へのフォーカス
特定の時系列の折れ線グラフをクリックすると、グラフ内のその時系列にフォーカスできます。フォーカスがその時系列に移り、グラフ内の他の時系列は非表示になります。外れ値バンドが有効になっている場合は、そのグラフの外れ値バンドが表示されます。バックグラウンドまたは外れ値バンド領域をクリックすると、フォーカスが削除され、バンドが非表示になります。
この機能は折れ線グラフでのみサポートされています。
個々の値の詳細情報の表示
グラフ領域の任意の場所にカーソルを置くと、個々の測定値の詳細情報が表示されます。次の情報が表示されます。
- 詳細情報ポップアップの上部の数字はグラフ上の値です。
- 日付とタイムスタンプが含まれます。
- グラフに含まれるタグが一覧表示されます。
量子化間隔の調整
メトリクス グラフでは、個々のデータ ポイントをグラフ化するのではなく、期間中に受信したデータ ポイントの集計値を表示します。
量子化は、Sumo が、avg、min、max、sum、count などの特定の集計関数を使用して、1 時間や 1 分など一定間隔の時系列のメトリクス データ ポイントを集計するプロセスです。メトリクス クエリで quantize
operator を使用し、量子化間隔と集計関数を明示的に指定できます。
quantize
operator を使用しないでメトリクス クエリを実行する場合、Sumo は、クエリを実行するデータの寿命とデータ ポイントの数に基づいて、最適な量子化間隔を自動的に設定します。量子化間隔はメトリクス クエリ タブの上部に表示されます。(この部分は、上記「グラフ領域の操作」のスクリーンショットで 1 と表示されています。)量子化の間隔により、時系列データが時間軸上の共通の間隔 (たとえば、1 分ごと) に調整され、視覚化とパフォーマンスが最適化されます。
使用したい量子化間隔がある場合は、独自の目標間隔を選択できます。グラフ上部で現在の量子化間隔をクリックします。
目標の量子化を選択すると、Sumo は、実際の量子化間隔をできるだけ目標に近づけるように設定します。実際の間隔を目標間隔に設定できない場合 (一般に、作成されるデータ ポイントが多すぎてグラフに適度に表示できないことによる)、間隔をできるだけ目標に近づけるように設定したことを通知するメッセージが表示されます。
外れ値オプションの設定
メトリクスの外れ値機能で期待値の範囲外のメトリクス データ ポイントを指定できます。外れ値を使用して、メトリクス グラフで異常な動作を特定し、経時的にトラッキングできます。外れ値コントロール (上記「グラフ領域の操作」のスクリーンショットの 5) を使用できます。外れ値オプションの設定方法については、「メトリクスの外れ値」を参照してください。
メトリクス グラフの共有
メトリクス クエリを実行した後、他のユーザがグラフを表示できるように、グラフの URL を取得し、それを他のユーザに送信できます。共有コントロールは、上記「グラフ領域の操作」のスクリーンショットで 4 と表示されています。メトリクス グラフの共有方法については、「メトリクス グラフの共有」を参照してください。
表示の更新
ほとんどの場合、グラフは新しいデータで自動的に更新され、設定の変更が反映されます。要求に応じて表示を更新するには、ページの右上隅の更新アイコン (上記「グラフ領域の操作」のスクリーンショットの 3) をクリックします。
クエリ オプションの設定
このセクションでは、メトリクス クエリ ページの [Query (クエリ)] タブのオプションについて説明します。
選択されたクエリの表示
デフォルトでは、すべてのクエリ (最大 6 つ) が [Metrics (メトリクス)] ページのグラフ領域に表示されます。クエリを削除せずに、グラフで非表示にするには、[Query (クエリ)] タブでクエリの左側にあるアイコン (上記スクリーンショットの 1) をクリックします。アイコンの色が薄れます。
クエリのモニタの設定
時系列でモニタを設定して、メトリクスが静的しきい値を超えたら警告し、メールまたは Webhook 通知を送信できます。モニタ コントロールは、上記スクリーンショットで 2 と表示されているものです。メトリクス モニタの設定方法については、「メトリクス モニタとアラート」を参照してください。
クエリの削除
クエリを削除するには、[Query (クエリ)] タブでクエリのゴミ箱アイコン (上記スクリーンショットの 3) をクリックします。
歯車メニュー オプション
クエリの歯車メニュー オプション (上記スクリーンショットの 4) の詳細については、「クエリ レベルのオプションの設定」を参照してください。
[Legend (凡例)] タブ オプションの使用
メトリクス クエリ ページの [Legend (凡例)] タブには、メトリクス グラフに表示されている各時系列の詳細情報が表示されます。
選択された時系列の表示
デフォルトでは、グラフ領域に、クエリに一致する個々の時系列のすべてが表示されます。ページ下部にある [Legend (凡例)] タブをクリックし、すべての時系列のリストを表示します。
各時系列は、別々の色でグラフに表示されます。凡例には、各時系列の線の色とスタイル、および時系列に含まれるタグが表示されます。
行の視覚化アイコンをクリックすると、グラフ内の個々の時系列を表示または非表示にできます。
ヘッダー行の視覚化アイコンをクリックすると、グラフ内のすべての時系列を表示また非表示にできます。
時系列の平均、最小、最大の表示
選択された時間範囲における時系列の平均、最小、および最大値は、[Legend (凡例)] タブに列として表示されます。
[Legend (凡例)] タブの行のソート
[Legend (凡例)] タブの行を列に基づいてソートするには、列ヘッダーをクリックします。
[Legend (凡例)] タブでの時系列の検索
[Legend (凡例)] タブで時系列をフィルタリングするには、ペインのタブの拡大鏡アイコンの右側に検索文字列を入力し、Return キーを押します。