ログ オーバーレイを使用したメトリクス視覚化の分析
メトリクス視覚化により、環境で何が起きているかを明確に知ることができます。メトリクス視覚化にログ オーバーレイを追加すると、挙動が起きている理由と、必要な修正アクションを調査できます。ログ オーバーレイでは、メトリクス視覚化に表示されるパフォーマンスと、挙動の変化の原因と考えられるログに記録されたイベントを相関させることができます。
たとえばメトリクス グラフにオンライン旅行サイトでの不成約件数と成約件数が表示される場合、不成約件数の急増に気付いたときは、*error* に対するログ オーバーレイ クエリをグラフに追加して、急増に関連するエラーメッセージを特定し調査することができます。
ログ オーバーレイの仕組み
[Metrics (メトリクス)] ページを開くには、タブ バーの [+ New (+ 新規)] をクリックして、[Metrics (メトリクス)] を選択します。
[Query (クエリ)] タブには、メトリクス クエリ領域の下にログ オーバレイ クエリ領域が表示されます。
ログ クエリを指定します。ログ クエリには 1 つ以上のセレクター (フィルタ) が含まれている必要があります。セレクターには次のいずれかを指定できます。
- 一連のスペース区切りの tag=value ペア。
例:
_sourceCategory=*/travel/checkout
- 非限定文字列 (キーのない値)。
例:
*error*
グラフが更新され、グラフ領域の上部にオレンジ色のログ オーバレイ バーが表示されます。
ログ オーバーレイ バーは、メッセージ間隔でのログ メッセージ数を表す個々の垂直バンドで構成されています。メッセージの相対数は、オレンジ色の濃さで表されます (オレンジ色が濃いほどメッセージが多いことを意味します)。
メトリクス コレクションの間隔はログ コレクションの間隔と正確に一致しない場合があるため、垂直バーはグラフ内の関連するメトリクスからわずかにオフセットされていることがあります。
ログ オーバレイ バーのログ メッセージの詳細は、以下のように確認してください。
- バーのバンドの上にカーソルを置き、関連するメッセージ数と間隔を表示します。
- バーのバンドをクリックして、[Log Messages (ログ メッセージ)] タブを開き、ログ クエリに関連するメッセージを表示します。
- Shift キーを押し、[Search (検索)] ページをクリックして開きます。このページには、ログ クエリと間隔が入力され、検索結果が表示されます。検索結果と同じように問題をトラブルシューティングできます。メトリクス グラフに戻るには、ブラウザの [Back (戻る)] ボタンを押します。