parse
指定されたフィールドを parse し、メトリクス クエリで使用する新しいフィールドを作成します。
パターン内の各ワイルドカードは、指定されたフィールドに対応します。parse operator は、最短一致と最長一致の両方のワイルドカードをサポートします。 最長一致の場合は '*' を使用し、最長一致の場合は '**' を使用します。
parse の構文
parse [field=FIELD] PATTERN as PARSED_FIELD [, PARSED_FIELD, ...]
各パラメータの説明
FIELD
: parse 対象のメトリクス フィールドPATTERN
: ワイルドカードを使用してFIELD
の parse 方法を示す式PARSED_FIELD
は、parse プロセスの結果が出力されるフィールド
parse の例
メトリクス フィールドの 3 つのフィールドに対する parse
このクエリは、LoadBalancer
フィールドを parse します。フィールドの形式は type/name/id
です。次に例を示します。
app/app-song-8d/4567223890123456
このクエリは、スラッシュで区切られたセグメントごとにフィールドを作成します。
AvailabilityZone=us-west-1a metric=HTTPCode_Target_2XX_Count | parse field=LoadBalancer */*/* as type, name, id
parse
operator は、type
、name
、および id
という名前のフィールドを作成します。それらのフィールドには、LoadBalancer
フィールドのスラッシュで区切られたセグメントの値が入力されます。
クエリでの parse されたフィールドの使用
parse されたフィールドは、同じクエリ内の parse
operator 以降で使用できます。たとえば、このクエリは LoadBalancer
フィールドからの name
フィールドを parse して、HTTPCode_Target_2XX_Count
メトリクスの name
フィールド別の平均値を返します。
AvailabilityZone=us-west-1a metric=HTTPCode_Target_2XX_Count | parse field=LoadBalancer */*/* as type, name, id | avg by name